桜井市議会 2018-12-12 平成30年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年12月12日
しかも、本遺跡のような規格性のある建物群は例がなく、当該時期の首長居館の構造を知る上で極めて重要である。また、同時期の居住域や墓域および祭祀遺構、大溝などが広範囲に広がっていることも明らかとなった。出土遺物も豊富で、東海系の土器をはじめとする他地域の土器が多数出土する点も注目される。
しかも、本遺跡のような規格性のある建物群は例がなく、当該時期の首長居館の構造を知る上で極めて重要である。また、同時期の居住域や墓域および祭祀遺構、大溝などが広範囲に広がっていることも明らかとなった。出土遺物も豊富で、東海系の土器をはじめとする他地域の土器が多数出土する点も注目される。
このような中、平成28年度には遺跡の見学者用の便益施設を建設して、平成29年度には辻地区において発見された大型建物群の跡に立柱を立て、遺跡の見える化も図ってまいりました。 今年度は、便益施設の西側に施設公園のエントランス部となる広場の造成工事も行う予定ですが、国内最大とも言われる規模を持つ広大な史跡の整備には、多くの時間と資金を要します。
なお、本市には現在のところ、文化的景観並びに伝統的建物群に指定されているものはございません。 それから、秋津地区の史跡事業計画の進捗状況でございますけれども、現在、條ウル神古墳については、平成28年度で一旦は範囲確認調査は終了し、現在、報告書を作成中です。この報告書の提出と地権者同意を得て、国史跡への指定の手続が始まります。史跡指定後、さらに範囲確定調査を実施し、整備事業へと至る予定であります。
歴史的価値が極めて高い建物群が後世に引き継がれる道筋がついたことを歓迎するものであります。 そこでお聞きします。 奈良少年刑務所の文化財的価値について、どのようなものがあると考えておられますか。また、十分な公開の機会を設けることや、建物の変遷とともに同刑務所が担ってきた役割や機能を伝えることが重要と考えますが、市長の所見をお聞かせください。
その遺跡の発掘調査は、1971年以降、桜井市教育委員会と奈良県立橿原考古学研究所によって調査が行われ、第166次から第167次の調査では、当時としては国内最大規模を誇る纒向遺跡の居館跡と考えられる建物群が見つかり、さらに、第180次の調査では、JR東側の建物跡も確認され、全国から注目を集め、多くの方が訪れました。
昨年の4月に寺沢先生を迎え、纒向学研究センターが発足し、さらに調査研究を進め、広く纒向遺跡に係る情報発信をしている中、このたび建物群遺構出土地をはじめ旧纒向小学校跡地などが国の史跡指定を受けましたことは、纒向遺跡の価値を一層高めたことと思っております。 今後、歴史と文化財を生かした地域づくりにどのように取り組むかが、これまで以上に重要になってきたと思います。
これらの建物群は、弥生時代とは明らかに一線を画す高い規格性を持つものと指摘をされています。 翌年に行われた現地説明会には、全国各地から1万人以上が訪れ、卑弥呼や邪馬台国への関心の高さが改めて再確認されました。
これだけまとまった形で計画的に建物群が、建物の軸線をそろえてずっと並んでいる建物が出たというのは、いまのところ桜井の纒向遺跡だけでございます。
次に、教育費では文化財保存費におきまして、県の緊急雇用創出事業交付金を活用しましての纒向遺跡大型建物及び周辺建物群の復元模型製作に係る委託料、また、保健体育総務費におきましては、県の健康遊具等設置モデル事業補助金を受けましての健康遊具の設置に係る工事費を計上いたしております。